手術中は麻酔が効いているので痛みを感じません。必要な部位に必要な麻酔量を的確に注射します。麻酔の痛みですが、強めにつねる程度の痛みがあります。麻酔にかかる時間は1か所につき10秒程度です。

術後1週間はできるだけ横向き寝はしないようにしてください。耳周りの傷は硬くなりやすいので、6か月間傷跡にテーピングをしておくことをお勧めしています。

ピアス後の耳垂裂、ピアスの穴ふさぎの治療後、3か月後以降であれば新規ピアスホールを作成して頂けます。ただし、ピアスケロイドについては、その発生に体質も関与していると考えられますので、ピアスケロイド治療後に再びピアスの穴を開けることはやめておいた方がよいと考えます。

こちらから指定した方法で、軟膏処置をしておいてください。

洗顔もメイクも当日より可能です。

入浴は翌日より可能ですが、長湯、多量の飲酒、激しい運動は1週間控えてください。

しばらく赤い硬い線状の傷跡が残りますが、徐々に目立たなくなり、6か月ほどかけて軟らかく白い傷跡になっていきます。耳の傷跡は硬くなりやすいため、抜糸後はテーピングをしておくことをお勧めしています。

2つの病変の位置関係によります。耳垂裂、ケロイドが近接して存在していれば、同時に取り除くことはできます。中途半端に離れていると、（一塊にして）2つ同時に取ることで、残された皮膚の面積が少なくなり、耳たぶがかなり小さくなってしまう可能性があります。この場合、1か所切除し、3か月後以降に残ったもう1つの手術をご検討頂きます。逆に2つがかなり離れていれば、同時に、個別に修正します。