タトゥー(刺青)除去
刺青(タトゥー)の大きさや部位によって変わります。切除でどのくらいの幅の刺青を除去できるのかを知る簡単な方法をご紹介します。まず、刺青部分をつまんでみてください。つまみ上げれる幅×80%は取り除けます。指や足首周囲に入っている刺青はつまみにくいと思います。それだけ取り除くことが難しいと思ってください。広範囲の刺青で、切って取り除くことが物理的に不可能なケースでは、除去はあきらめて、薄く目立たなくするためレーザーでの治療を検討して頂きます。
子供に関係する理由
結婚して子供が生まれた(または生まれる予定だ)が、子供に知られたくない。子供と一緒に遊びに行きづらい。
他者との付き合いに関係する理由
温泉やプールに行きづらい。ゴルフの後の風呂に入れない。会社の旅行に行きづらい。
タトゥーの柄、模様に関係する理由
単に模様が気に入らない。
最近タトゥーの除去希望の方が増えています。
ある統計では、タトゥーを入れた人のうち99%は後悔している、という結果が出たそうです(母集団の詳細は不明)。
個人的には、タトゥーがあることでその方の人間性が決まるとは思っておりません。
ただ、いつもタトゥーを取るときに、「このタトゥーを残したまま、おじいさん(おばあさん)になったら…、ちょっと嫌かも。」とは思います。
タトゥーを入れるときは、時間もお金もそれほどかかりませんが、取り除くときは違います。時間もお金もかかるのが一般的です。
残念ながら、レーザーをもってしても、ほとんどのタトゥー(刺青)は完全には除去できません。
芸術彫り、機械彫りによるタトゥーは、色素が真皮の深層までしっかり入っているため、Qスイッチレーザーを用いても、レーザーの減衰により深部の色素までなかなか届かないのです。
ただ、一昔前のレーザーとは異なる、照射時の熱のムラが少ない照射方式(トップハット方式)を使用したQスイッチレーザーであれば、出力を上げてのレーザー照射ができるため、タトゥーを薄くすることはできます。
(以前のレーザー機器は、照射時の熱のムラが大きいため、出力を上げれば、ヤケドを伴いました。そのため、真皮の深層にレーザーを届かせようと思えば、熱傷後のボコボコとした白い瘢痕が高確率で残ってしまっていたのです。)
いわゆる素人彫りにはレーザーが有効なことが多いようです。 針などを用いた墨汁やインクによる素人彫りは、レーザーで消せる可能性があります。
回数はかかりますが、タトゥーを薄く目立たなくするための治療として、レーザー治療も選択肢の一つになるかと思います。
また、あまりにも広範囲のタトゥーには、切除法で対応できません。こちらもレーザーで目立たなくしていく、という方針が現実的です。
単純に切って縫合することで除去しきれない場合、皮弁や植皮をご検討ください。強引に切除し、縫合し、タトゥーがなくなったは良いが、ひきつれで腕が上がらなくなったなど、いわゆる後遺症を残したのでは何にもなりません。
皮弁による再建における縫合長の算出について 切除法「縫合長」×1.5[㎝]刺青を切除し、縫合にて閉創する。起こりうる合併症(リスク)と時期:術後1から2週間は腫れ、内出血、血腫、二次感染、縫合不全。術後1から3か月は浮腫。術後6か月は傷の硬さ赤み。元々ある望ましくない状態の残存。創部周囲の過緊張、毛細血管の新生。一度の施術で全ての刺青が取り除けない可能性あり。
価格:¥70,200(税込)~刺青(タトゥー)の大きさや部位によって変わります。切除でどのくらいの幅の刺青を除去できるのかを知る簡単な方法をご紹介します。まず、刺青部分をつまんでみてください。つまみ上げれる幅×80%は取り除けます。指や足首周囲に入っている刺青はつまみにくいと思います。それだけ取り除くことが難しいと思ってください。広範囲の刺青で、切って取り除くことが物理的に不可能なケースでは、除去はあきらめて、薄く目立たなくするためレーザーでの治療を検討して頂きます。