目の下のタルミは、実は皮膚だけの問題ではありません。
人間は重力に逆らいながら生きています。
眼の下に限らず、頬や胸、おしりなどの “ 柔らかい肉 ” (皮膚、脂肪、筋肉)を 「 軟部組織 」といいます。
軟部組織は柔らかいので、重力の影響を受けやすく、生きている間、少しずつ垂れ下がっていきます。
これを “ たるみ ”と呼んでいるのですが、目の下については少し事情が複雑です。
頬(目の下と法令線の間)の軟部組織は、皮膚、脂肪と、何層かの薄い筋肉で成り立っています。
老化により頬肉(軟部組織)の浅い層(表面に近い層)が、少しずつ下にずり落ちて いきます。
ずり落ちた頬肉はほうれい線の上にのしかかる ようになり、ほうれい線が頬肉が垂れ下がるのをせき止めるような形になります。
実際には、加齢と共に法令線が深くなっていくのではありません。
加齢により重力に負けた頬肉が、ほうれい線に乗っかかるので、ほうれい線が深くなったように見えるのです。
頬肉が下にずり落ちた・・・。
では、頬肉があったところはどうなるのでしょう?
目の下の頬肉は2層になっています。(厳密には違いますが、便宜上そう思ってください。)
フタの役割をしていた表面の頬肉が、ほうれい線の方へすべるようにずり落ちれば、隠れていた奥の頬肉が出てきますよね。
それが、目の下のふくらみ(目袋)や、三日月型のスジ、凹みなのです。
根治的には、ほうれい線の真上にずり落ちてしまった表面頬肉を、もともとあった場所に引き上げる治療、をします。
伸びてしまった目の下の皮膚と、薄い眼輪筋を適量取り除き、外側斜め上に引き上げます。
同時に、目の下の脂肪(目袋:眼窩脂肪)を、先程とは逆に下方へ引き下げると頬にふくらみが出て、更に若返ります。
〔これはHamra(ハムラ)法という術式です。〕
タルミを引き上げる際、皮膚と共に眼輪筋を斜め上に引き上げることが、この治療の重要ポイントです。
皮膚だけ引き上げたのでは引き上げ効果は乏しく、眼輪筋を同時に引き上げることで大きなリフトアップ効果が得られます。
次回は、メスを使わない眼の下のタルミ治療、について説明します。
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12時〜15時 | △ | △ | △ | △ | ||
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16時30分〜18時30分 | ● |
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ドリームネオポリス202