左前腕、星型のタトゥーです。
4cm程の大きさなので、1回で除去できました。
星型を利用して、W形成術で塞ぎました。
同じタトゥー(刺青、入れ墨)でも、部位や大きさによって治療回数が変わります。
その人の肌質や体型、部位によって皮膚の伸びやすさ(伸展性)が変わりますし、タトゥーの大きさや形によっても条件が変わるからです。
前腕は割りと皮膚が伸びるので入れ墨も切除しやすいです。
足首や手首の周囲のタトゥーとなると、完全に除去しようとすると、どうしても複数回の切除が必要となることがほとんどです。
ちなみにレーザーではタトゥーを完全に取り除くことは(ほぼ)不可能です。
理由は・・・
タトゥーの色素が入っている深さまでレーザーのエネルギーが十分届かないからです。
レーザーのエネルギーをタトゥーの色素が入っている深さまで届かせようとすると、出力(パワー)を上げなければならないのですが・・・、
タトゥーが消えないからと言って、出力をどんどん上げていくと・・・・・今度は火傷を起こします。
火傷の後には白っぽい傷が残ります。
そもそもレーザーを照射するということは、意図的に火傷を起こすということなのです。
ほどほどの強さのレーザーでわざと軽い火傷を起こし、シミやアザ、刺青(入れ墨)などの色素病変の治療をしているのですが、
レーザーの出力を上げれば、火傷の程度も強くなり、その跡もどんどん醜くなっていきます。
「薬も過ぎれば毒となる」というわけです。
私は、レーザーでタトゥーが消えた症例を今まで2人くらいしか見たことがありません。
タトゥーがレーザーで消えるというのは幻想に過ぎません。
現実的には、切除するしかないのです。