三輪皮フ科形成外科

シミの治療

前回に引き続き、テーマはシミです。
(かなり簡略化しております。突っ込みなしでおねがいします。)
今回はシミの治療について、です。
(シミの区分については前回の記事を参照ください。)
具体的な治療法を以下に述べます。
ずばり、1、4はレーザー、
2はIPL、
3、5は内服治療。…となります。(推奨)
レーザーは熱を利用した治療なので、治療後は塗り薬、テープの処置が数日間必要です。
使用するレーザーの種類により、
・1回でシミは取れるが、赤みが数ヶ月間目立つ。
・2~3回要すけれど、赤みはあまり目立たない。
…といった違いがあります。
IPLというのは、レーザーとは異なります。
紫外線を含まない光を発射する装置で、照射する毎に少しずつシミが薄くなっていく、というものです。
照射後処置は不要ですが、
・1回の効果は弱いので、5回程度は施術が必要。赤みは無し。一度に顔全体のシミに作用する。
…という特徴があります。
実はソバカスもレーザーで治療できるのですが、顔がテープだらけになるということと、体質(遺伝)からくるシミなので再発する…ということで、レーザー治療を希望される方は少ないのです。
内服治療は、ビタミンCやトラネキサム酸という成分の薬を飲むだけです。
サプリメントを飲む感覚です。
速効性はないので、最低でも3ヶ月は飲まないと効果が実感できないと言われています。
ちなみに当院で対応できるのは、
1 老人性色素斑
3 肝斑
5 炎症後色素沈着
…となります。
やっかいなのは、上記(前述)5つのシミが、1つの場所に複数種類混在しているケースが多い…というより、ほとんどの場合、2種類以上が混在している、ということです。
3肝斑、5炎症後色素沈着にレーザーを当てると、かえって色が濃くなります。
1老人性色素斑だと思ってレーザーを照射したら、余計に濃くなったという話をよく耳にします。
それは、1老人性色素斑だけでなく、3肝斑や5炎症後色素沈着が一緒に存在していたからなのです。
ですので、その方のシミにどのタイプとどのタイプのシミが混ざって存在しているかの見極めが非常に重要となります。
最近では、3や5にも対応したレーザー装置が開発されました。
これはレーザー照射の際、シミに対し均一にエネルギーが当たるようにハンドピースの先端の仕組みが改良されたもので(トップハット方式といいます)、回数こそかかりますが、1、2、3、5のタイプのシミを同時に治療できます。
当院では取り扱いしておりませんが、ご希望があれば、取り扱っているクリニックにご紹介できます。
内服については、きちんと肝斑または炎症後色素沈着がある、と診断した上であれば、保険適応となります。