20代、男性。
よくあるアトピー性皮膚炎のせいで乳頭肥大を来した症例です。
湿疹と掻破を繰り返しているうちに、乳頭の皮下に瘢痕組織が増え、乳頭が肥大します。
このパターンで乳頭肥大になった方の相談をよく受けるのですが、
外科的な対処もですが、同時にアトピー性皮膚炎のコントロールをさせて頂けるとありがたいです。
術後早期に乳頭を掻いてしまうと傷が開いてしまったり、開かないまでも傷がきれいに治らなかったりするリスクが上がるからです。
見た目の傷は2週間ほどで目立たなくなりますが、
乳頭をつまんだ時の硬さが軟らかくなるのに6か月ほどかかります。
【乳頭縮小術】乳頭の皮膚を切除し、乳頭の大きさを縮小する。起こりうる合併症(リスク)と時期:術後1から2週間は腫れ、内出血、血腫、二次感染。術後1から3か月は浮腫。術後3から6か月は傷の硬さ赤み、元々ある左右差や望ましくない状態の残存。