経結膜脱脂法。
30代、女性。
目の下のふくらみを、結膜側から摘出する治療です。
結膜(粘膜)側からアプローチする治療なので、皮膚表面に傷は残りません。
典型的なふくらみ方ではありませんでした。
通常目の下に楕円に近い形のぽこっとしたふくらみがあることが多いのですが、この方はべたっと全体的にふくらんでいます。
(…今思えば、(他院で)ヒアルロン酸などを注入されていたのかもしれません。)
ふくらみの正体は「眼窩脂肪」と言う名前の脂肪です。
老化で少しずつ、この眼窩脂肪が前方に突出してきます。
突出が強いと、老けて見られやすくなります。
今や珍しくもないこの治療ですが、治療のキモは摘出量です。
取り過ぎると目の下がくぼんで、逆に老けた印象になってしまいます。
脂肪を摘出するエリアと量に気を付けさえすれば失敗はありませんので、ご安心下さい。
【経結膜脱脂法】結膜より下眼瞼の眼窩脂肪を摘出することで、目の下の膨隆を改善させる。起こりうる合併症(リスク)と時期:術後1から2週間は腫れ、内出血、血腫、二次感染。術後1から3か月は目の下皮膚及び結膜の浮腫。元々ある左右差や望ましくない状態の残存。