手術中は麻酔が効いているので痛みを感じると言われたことはありません。乳輪周囲に必要な麻酔量を的確に注射します。（乳頭に注射は致しません。）麻酔の痛みですが、強めにつねる程度の痛みがあります。麻酔にかかる時間は片側15秒程度です。

術後3日目まで、圧迫のためのガーゼを取らないようにしてください。創部に強い衝撃を加えないようにしてください。

当院の指示に従い、軟膏塗布、テープ処置を行ってください。

腰から下のみ翌日よりシャワー浴可能です。術後3日目より洗髪含む全身シャワー可、術後３週間目より入浴可となります。

術前にどの程度の傷跡があるかにもよりますが、修正できた部分についてはかなり目立たなくなります。ただし改善の見込みがない場合、治療をお断りすることもあります。その際はご容赦ください。

前医での手術内容にもよりますが、当院の女性用の手術デザインでは乳管は完全に温存します。従って授乳機能も温存されます。

成書では、乳頭の「径は10㎜、高さは8㎜」とされています。この「標準サイズ」より一回り小さめの乳頭にすることが多いです。当院での手術デザインでは、乳頭はどこまでも縮小できますが、不自然にならない程度の大きさまでに止めることをお勧めしています。

乳頭縮小後の「戻り」はありません。ただし、術後に授乳をすることがある場合は、再び乳頭が肥大する可能性があります。

（女性）乳管を温存すれば、感覚はなくならないと言われています。術後しばらく少し感覚が鈍くなることがありますが、8か月程度で感覚は戻ります。
（男性/FtM）乳管を離断した場合、感覚が鈍くなることがあります。