三輪皮フ科形成外科

乳頭縮小(女性)

Contents

乳頭縮小(女性)

授乳やアトピー性皮膚炎などの慢性炎症により肥大した乳頭を縮小する治療です。
ご相談に来られる方の乳頭の形状を大別すると、以下の3つに区分することができます。

乳頭縮小(女性)術前

Ⅰ.有茎型
乳頭肥大はあるが、首の部分が細いタイプ。

乳頭縮小(女性)術前

Ⅱ.広基型
乳頭基部にくびれが少なく、首の部分が太いタイプ。

乳頭縮小(女性)術前

Ⅲ.乳輪タルミ優位型
乳頭基部にタルミが多いタイプ。

いずれのタイプも、乳頭が増大変形する理由は「炎症」です。

乳頭縮小(女性)術前

授乳他、断続的に機械的刺激が加わったり、アトピー性皮膚炎など慢性炎症によりダメージを受けた皮膚は、いわばケガをさせられたのと同じ状況になります。

乳頭縮小(女性)術前術後

【乳頭縮小術(女性)】
施術内容:乳頭の余分な組織を切除し、乳頭全体を小さくします。
起こりうる合併症(リスク):腫れ、内出血、感染症、知覚鈍麻、瘢痕、糸の露出
価格:¥224,400~¥374,000(税込)
炎症の治癒機転で、皮下に「瘢痕」組織が形成されます。
「瘢痕」組織とは、よく言えばコラーゲンですが、悪く言えば傷跡そのものです。
皮膚表面に瘢痕組織ができれば目に見える傷跡になりますが、皮膚の下にできると一見しても傷跡には見えません。

しかし、繰り返される炎症の結果、瘢痕組織が乳頭の皮下で蓄積し、徐々に乳頭が肥大していきます。
増大するのは皮膚ではなく、皮下の「瘢痕」です。

ですので、乳頭を根治的に縮小しようとした場合、皮膚だけをいくら切り取って縫い付けても無意味です。
重要なのは、乳頭皮下の「瘢痕」を十分切除することなのです。

乳頭縮小(女性)術前術後

【乳頭縮小術(女性)】
施術内容:乳頭の余分な組織を切除し、乳頭全体を小さくします。
起こりうる合併症(リスク):腫れ、内出血、感染症、知覚鈍麻、瘢痕、糸の露出
価格:¥224,400~¥374,000(税込)
当院では、他院で一般的に行われている乳頭縮小術は取り扱っておりません。
独自に考案したデザインを採用し、より自然で美しい形状の乳頭を作成します。
もちろん乳管は完全に温存します。
機能を失うことなく、以前の小さかった乳頭を再現します。

乳頭縮小(女性)術前術後

【乳頭縮小術(女性)】
施術内容:乳頭の余分な組織を切除し、乳頭全体を小さくします。
起こりうる合併症(リスク):腫れ、内出血、感染症、知覚鈍麻、瘢痕、糸の露出
価格:¥224,400~¥374,000(税込)
当初は、他院でも使用されている一般的な術式(ケーキカット型に乳頭皮膚を切除するデザイン)で施術していましたが、
・縮小効果が小さいこと。
・切除量を増やすと、形がいびつになる可能性があること。
上記によりニーズに応えきれなくなり、新しいデザインを考案し、2014年より採用しています。

この術式の最大の特色は「縮小幅を自由自在に設定することができる」という点にあります。
従来の術式では乳頭の縮小効果に限界がありましたが、新術式では、乳管を温存しながらどのようなサイズにも縮小することが可能です。

乳頭縮小(女性)術前術後

【乳頭縮小術(女性)】
施術内容:乳頭の余分な組織を切除し、乳頭全体を小さくします。
起こりうる合併症(リスク):腫れ、内出血、感染症、知覚鈍麻、瘢痕、糸の露出
価格:¥224,400~¥374,000(税込)
ただ、この術式にもデメリットがないわけではありません。
工程が多いため、どの程度皮膚を除去すれば予定通りの乳頭のサイズになるのかの見極めが非常に難しく、この見極めの正確さは、経験のみによって得ることができます。
適当にやっていたのでは、「おはじき」のような扁平な乳頭になったり、乳頭自体がなくなってしまう(高さがなくなってしまう)リスクを生じてしまいます。

また、術後傷が塞がるまでの乳頭の皮膚の血流は、専ら乳管という「茎」によって供給されることになりますが、創傷治癒過程で必要な血流は、乳管周囲の血管に頼ることになるため、拙い術中操作で乳管を傷つければ、当然仕上がりは悪くなります。

乳頭縮小(女性)術前術後

【乳頭縮小術(女性)】
施術内容:乳頭の余分な組織を切除し、乳頭全体を小さくします。
起こりうる合併症(リスク):腫れ、内出血、感染症、知覚鈍麻、瘢痕、糸の露出
価格:¥224,400~¥374,000(税込)
新術式を取り扱うには、精密かつ迅速な縫合手技が必須となります。
傷を目立たなくしようと思えば、当然埋没縫合は必要ですが、かと言って密に縫合し過ぎれば組織は阻血により壊死に陥る可能性が出てきます。
また、不要な部分を取り除いた時点での乳頭の皮膚は非常に薄いため、何度もザクザク縫合針を突き刺すようなことをすれば、やはり壊死の原因となります。
丁寧な縫合には(操作が迅速だとしても)時間がかかります。
手術の所要時間も両側で2時間ほど要します。

◎一般的な女性の乳頭のサイズは「直径10㎜、高さ8㎜」とされています。
当院では、この標準サイズより一回り小さい乳頭に仕上げることがほとんどです。

こんな人におすすめ

・アトピー性皮膚炎のため乳頭が肥大した。
・授乳のため乳頭が大きくなった。
・乳頭の左右差をなくしたい。
・乳頭が垂れ下がっている。
・乳頭が大きくなったため、下着に擦れて痛い。
・乳頭の形が不整でガタガタしている。
・乳頭の形や大きさが気になって、温泉やジムの風呂に入りたくない。
・パートナーに乳頭の形や大きさを指摘された。

ダウンタイム/リスク

施術内容頭の余分な組織を切除し、乳頭全体を小さくします。
施術時間100分
シャワー・入浴翌日より腰から下のみ可能です。3日後より洗髪含む全身シャワー可能です。術後3週間後より入浴可能です。
固定3日間。
抜糸14日後。
ダウンタイム・合併症・リスク腫脹、内出血:1~2週間かけて消退します。
浮腫:徐々に消退し、3か月後に消失します。
・元々ある左右差は残る可能性があります。
その他:感染症、糸の露出、縫合不全、傷跡、知覚鈍麻。

 

他院で受けた乳頭縮小術後の修正(女性/男性/FtM)術前術後

料金

※料金は全て税込表記となります。
料金片側両側
乳頭縮小(女性)¥224,400(税込)¥374,000(税込)
※モニター価格につきましては、法令によりホームページ上に表記できません。メールもしくはお電話にてお問い合わせください。

FAQ

痛みに弱いのですが、どの程度の痛みなのか心配です。

手術中は麻酔が効いているので痛みを感じると言われたことはありません。乳輪周囲に必要な麻酔量を的確に注射します。(乳頭に注射は致しません。)麻酔の痛みですが、強めにつねる程度の痛みがあります。麻酔にかかる時間は片側15秒程度です。

術後に気を付けた方がよいことはありますか?

術後3日目まで、圧迫のためのガーゼを取らないようにしてください。創部に強い衝撃を加えないようにしてください。

術後、帰宅後に自宅でしておいた方が良いことはありますか?

当院の指示に従い、軟膏塗布、テープ処置を行ってください。

術後いつから入浴が出来ますか?

腰から下のみ翌日よりシャワー浴可能です。術後3日目より洗髪含む全身シャワー可、術後3週間目より入浴可となります。

傷跡は残りますか?

厳密には傷跡は残りますが、目で見て傷跡と分かるような目立つ傷跡は残りません。

乳管は温存できますか?

女性用の手術デザインでは乳管は完全に温存します。従って授乳機能も温存されます。

乳頭はどのくらい小さくなりますか?

成書では、乳頭の「径は10㎜、高さは8㎜」とされています。この「標準サイズ」より一回り小さめの乳頭にすることが多いです。当院での手術デザインでは、乳頭はどこまでも縮小できますが、不自然にならない程度の大きさまでに止めることをお勧めしています。

一度小さくした乳頭が元に戻る可能性はありますか?

乳頭縮小後の「戻り」はありません。ただし、術後に授乳をすることがある場合は、再び乳頭が肥大する可能性があります。

術後乳頭の感覚はなくなりませんか?

乳管を温存すれば、感覚はなくならないと言われています。術後しばらく少し感覚が鈍くなることがありますが、8か月程度で感覚は戻ります。

症例写真

(バストトップ)乳頭縮小(女性):