三輪皮フ科形成外科

経結膜的脱脂法(クマ取り)

Contents

経結膜的脱脂法(クマ取り)

眼の下の膨らみの原因である眼窩脂肪を、下眼瞼結膜より適量取り除く治療です。

経結膜的脱脂法(クマ取り)

眼球の周囲には、眼球を保護するためのクッションのような脂肪(眼窩脂肪)が存在しています。
加齢によって眼球を支える靭帯が緩むと、眼球自体に押されてヘルニア状に眼窩脂肪が前方に突出してきます。

経結膜的脱脂法(クマ取り)の術前術後

目の下のふくらみの正体である眼窩脂肪を適量摘出することにより、ふくらみ自体と影グマを解消します。
裏まぶた(結膜)からアプローチする治療なので、皮膚側に傷は残りません。

経結膜的脱脂法(クマ取り)の術前術後

【経結膜脱脂法】
施術内容:メスにて下眼瞼結膜を切開し、眼窩脂肪を適量脱脂します。
価格:¥132,000〜¥220,000(税込)
起こりうる合併症(リスク):腫れ、内出血、感染症、皮膚及び結膜の浮腫、左右差の残存。

こんな人におすすめ

・目の下の膨らみが気になる。
・目の下のクマが目立つ。

こんな人は不向きかも

・膨らみだけでなく、タルミが多い。→膨らみが取れてもたるみが余計に目立つ可能性があります。
・目の下の皮膚の色調が暗いが、膨らみがない。→脱脂することでかえって黒さが目立つ可能性があります。

ダウンタイム/リスク

施術内容メスにて下眼瞼結膜を切開し、眼窩脂肪を適量脱脂します。
施術時間40分程度。
シャワー翌日より可能です。
メイク・洗顔翌日から可能です。
抜糸不要です。
ダウンタイム・合併症・リスク腫脹、内出血:1~2週間かけて消退します。
浮腫:徐々に消退し、3か月後に完全に消失します。浮腫がある間は下瞼縁が少し厚くなります。結膜に浮腫が及ぶ可能性があります。
傷跡:表面から見えるところに傷はできません。
・左右差が出る可能性があります。
その他:結膜へのダメージ、感染症。

料金

※料金は全て税込表記となります。
料金片側両側
経結膜脱脂(クマ取り)¥132,000(税込)¥220,000(税込)

FAQ

痛みに弱いのですが、どの程度の痛みなのか心配です。

手術中は麻酔が効いているので基本的には痛みを感じません。ただし、脱脂の際、引っ張られるような感覚があります。麻酔の痛みですが、強めにつねる程度の痛みがあります。麻酔にかかる時間は、片側につき10秒程度です。点眼麻酔を併用します。

手術時間は時間はどれぐらいですか?

手術時間は40分ぐらいです。

術後の腫れが心配です。

ほとんどの場合、腫れは軽度ですが、目の下を蚊に刺された程度の腫れが出ます。また眼球結膜(白目の部分)が腫れることで、一部温泉卵の白身のようにみえることもありますが、2週間程度で消失します。手術中に怖がっていきむと、腫れや内出血のリスクが上がります。手術中にできるだけリラックスして頂けるよう、時には時間をおいたり、話かけたりしますので、できるだけ手術を怖がらないでください。
目の下にテープを3日ほど貼っておくと、腫れや内出血をかなり軽減できます。

術後、もとに戻ってしまう可能性はありますか?

もとに戻ることはありません。

術後、帰宅後に自宅でしておいた方が良いことはありますか?

保冷剤があればハンカチにくるんでまぶたに当てておくと腫れが早く引きます。また、寝るときは枕を高めにして、(床からみて)心臓よりもまぶたが高くなるようにすると、翌日の腫れが少なくなります。目の下にテーピングを3日ほど貼っておくと、腫れや内出血をかなり軽減できます。ご心配なことがあれば、遠慮せず受診してください。

術後、洗顔やメイクはいつからできますか?

翌日より可能です。

傷跡は目立ちませんか?

結膜側から行う手術ですので、皮膚には傷跡は残りません。
結膜側の傷はほとんど分からなくなります。

術後いつから入浴が出来ますか?

入浴は翌日より可能ですが、長湯、飲酒、運動は1週間控えてください。

目の下のふくらみだけを取ることで、タルミが目立つことになりませんか?

目の下の皮膚のタルミが強い場合、経結膜脱脂を行いふくらみ(クマ)を取ることで、かえってタルミが目立つようになることがあります。そのように予測される方は、術前の診察(カウンセリング)で指摘をさせて頂きます。ふくらみ(クマ)もタルミも治療したいとお考えの方は、ハムラ法をご検討ください。

目の下のクマを完全に治したいのですが、経結膜脱脂法でクマはなくなりますか?

目の下のクマは、「ふくらみによる影(黒)」「目の下の皮膚の血管(青)」「メラニン色素(茶)」3つの要素で成り立っています。経結膜脱脂法で改善が見込めるのは「ふくらみによる影」のみです。ただし、クマを気にされる方の多くに「ふくらみによる影」がみとめられるので、経結膜脱脂法を行うことでクマはかなり改善することが多いです。
「目の下の皮膚の血管」「メラニン色素」に対する治療について気になる方は、カウンセリングの際、担当医にお尋ねください。

若いけれど脂肪を取ることは可能ですか?

目の下のふくらみは多くは加齢により目立つ症状ですが、20代前半から気にされる方もいらっしゃいます。明確にふくらみがあるのであれば、むしろ若いうちに適量取り除くことで、将来の目の下のタルミを予防する効果もあると考えています。(ふくらみが全くない場合は治療を受ける必要はありません。)

症例写真

(目元)経結膜脱脂法(クマ取り):