三輪皮フ科形成外科

腋臭症治療(反転剪除法)

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腋臭症治療(反転剪除法)

反転剪除法による手術です。
両脇の下のシワに沿って5cmほど皮膚切開し、腋毛範囲(わき毛が生えている範囲)の皮下組織を剪除します。

傷跡は両ワキ各1本で、腋窩の浅筋膜(脂肪隔膜)を含めた皮下組織をすべて除去します。
腋臭症の治療の中で最も根治性が高く、ニオイは90%なくなると言われています。
(腋毛範囲が極端に広い方では、多少は残る可能性があります。)

術後は1週間ガーゼとテープによる圧迫固定が必要となります。

こんな人におすすめ

・自分でワキガの自覚がある。
・家族にワキガを指摘された。
・耳垢が湿っている。またはネバネバしている。
・白いシャツを着ると、ワキの部分が黄色く汚れる。
・過去にミラドライや吸引法などの治療を受けたが、効果が十分でない。

◎手術をご希望されない方には、ボツリヌストキシン注射による治療をお勧めします。
腋毛範囲(わき毛が生えている範囲)の皮膚にボツリヌストキシン製剤を注射することで、アポクリン汗腺の筋膜上皮の機能を抑制しニオイの分泌を止めます。
永続的な効果はなく、持続は約6か月となります。
基本的には冷却麻酔で行いますが、痛みに弱い方は麻酔クリームを塗布してから施注することも可能です。
ボツリヌストキシン注射(ボトックス治療)

ダウンタイム/リスク

施術内容腋毛範囲の皮下組織を外科的に除去することで、腋臭や多汗を改善させます。
施術時間80分
シャワー腰から下のみ翌日から可能です。抜糸後翌日(8日目)より全身シャワー浴可能です。
固定7日間。
抜糸7日後。
ダウンタイム・合併症・リスク腫脹、内出血:1~2週間かけて消退します。
傷跡:術後はしばらく脇の下が黒ずみ、硬くなります。6か月かけて軟化退色していきます。最終的には白い細い傷跡が1本残ります。
また腋毛範囲に淡い色素沈着が残る可能性があります。腋毛は減るか無くなります。
その他:血腫、感染症、糸の露出、縫合不全。
・術後2~3日後に再診して頂き、創部、血腫の有無の確認をさせて頂きます。

料金

※料金は全て税込表記となります。
料金(両側)通常価格
腋臭症手術(反転剪除法)¥330,000(税込)
腋臭症治療
(ボツリヌストキシン注射)
(50単位)
¥44,000(税込)/1回(韓国製)
¥60,500(税込)/1回(アラガン社製)

FAQ

痛みに弱いのですが、どの程度の痛みなのか心配です。

手術中は麻酔が効いているので痛みを感じません。必要な部位に必要な麻酔量を的確に注射します。麻酔の痛みですが、強めにつねる程度の痛みがあります。麻酔にかかる時間は片側につき30秒程度です。

術後に気を付けた方がよいことはありますか?

術後2週間は血腫(皮膚の下の血液貯留)のリスクがあります。腕を前後にあまり振らないようにしてください。術後1週間は、圧迫のためのガーゼを取らないようにしてください。術後2~3日目に再診して頂き、創部の確認をさせて頂きます。

術後、帰宅後に自宅でしておいた方が良いことはありますか?

特にありませんが、固定をしている間は腕を自由に使いづらくなります。前開きの服をご準備ください。

術後いつから入浴が出来ますか?

腰から下のみ翌日よりシャワー浴可能です。抜糸後翌日(8日目)より洗髪含む全身シャワー可、術後2週間目より入浴可となります。

傷跡は残りますか?

手術後より腋毛範囲全体が硬く黒くなります。6か月かけて目立たなくなり、最終的には、脇の下に5センチほどの線状の白い傷跡が1本残ります。

ニオイは完全になくなりますか?

ニオイは90%以上、発汗は50%程度、減ると言われています。ワキガではない方にもアポクリン腺は存在することを考えれば、ニオイが90%以上なくなれば、ワキガではない方以下にニオイは減ることになります。

症例写真

(その他):