糸(スレッド)によるタルミ治療(スレッドリフト)に使用される糸は多数存在しますが、同質の治療に使われる従来の糸は、引っ掛かりに弱い、切れやすい、という欠点がありました。セルフロックでは、これらの欠点が改良されているため、リフトアップ効果が高く、持続も長くなります。
組織との接触面積が広くなるよう、バーブ(引っ掛かり)の形状は三角弁状ではなく、方形に近い形となっています。各バーブ(引っ掛かり)が、60°ごとに中心となる糸の周りに螺旋状に配置されています。
この螺旋状配置により、連続で複数のバーブ(引っ掛かり)がスリップすることを防ぎます。
また引き上げの際に、バーブ(引っ掛かり)にかかる緊張が分散されるため、効果の不均一や術後の引きつれ感が少なくなります。
万一、バーブ(引っ掛かり)の部分で剥がれが生じても、螺旋状にビールするため、その他のバーブ(引っ掛かり)には影響が少なく、糸自体のコア(芯部)が太いまま保たれるためスレッド(糸)が切れてしまうリスクが非常に低くなります。
従来の糸では、バーブが直線的に配置、1つバーブが剥がれると連鎖的に複数のバーブがピールされ、結果、糸がペラペラになり切れてしまいます。
多くの他製品にみられるように、刺入用の針とスレッド(糸)が、一体となった状態で滅菌処理されています。
通常の注射針とは異なり、針先は鈍(尖っていない)であるため、内出血や腫張のリスクが軽減します。
通常、半顔につき、4〜5本使用します。
①Entry Point
②目尻から真下に線を引いたラインがEnd Pointとなるようにセルフロックを刺入します。