三輪皮フ科形成外科

眼瞼下垂(その6)

眼瞼下垂の術前
↑術前。
眼瞼下垂の術後
↑術後。

眼瞼下垂症

30代女性

目を開けるための筋肉(眼瞼挙筋腱膜)がうまく機能しないため、見開きが弱くなっています。

特に左側の症状が強いことが分かります。

見開きが得られています。

眼瞼下垂の術前
↑術前。
眼瞼下垂の術後
↑術後。

上まぶたの眼瞼挙筋腱膜が十分働かないため、おでこの筋肉(前頭筋)の力をお借りして、ようやく視野が保たれる状態です。

目を開ける筋肉(眼瞼挙筋腱膜)をいったん露出し、瞼板という部分に縫合します。

引っかかっている部分を解いて、緩んでしまった眼瞼挙筋腱膜を適切な位置に縫合すると、楽に目が開くようになります。

左の挙筋能が弱く、完全には左右差はなくなりませんでしたが、見開きは改善しました。

眼瞼下垂の術前
↑術前。
眼瞼下垂の術後
↑術後。

術後は自動的に二重瞼になります。

当手術はあくまで機能障害の治療であって、二重瞼になるのは結果に過ぎません。

二重瞼にすること目的ではないことを強調しておきます。