三輪皮フ科形成外科

眼瞼下垂(その4)

眼瞼下垂症。

一見ただの一重瞼でも、眼瞼下垂が隠れていることがよくあります。

夕方になると目が開けづらくなってくる、肩こりがひどい、が、主な訴えです。

視界が狭くなって階段から落ちたり、事故にあったりした方もいらっしゃるそうです。

瞼に限った話ではありませんが、人それぞれ、抱えている悩みを解消するために治療の相談にいらっしゃいます。

また、治療する側にも、高度な解剖学的知識と技術の練磨が必要であると考えています。

当手術を「変な手術」と感じたり、偏見をお持ちの方は、以下の記事を閲覧することをどうかご遠慮頂きますようお願い致します。

眼瞼下垂症。

40代女性

もともと手湿疹でかかっておられた患者さんでした。

眼瞼下垂の術前
↑術前。※紫の点々は、術前デザインの一部です。
眼瞼下垂の術後
↑術後。※少し右を見ていますが斜視ではありません。

あまりにも目が開いていなかったため、

失礼かとは思いながらも、当方より眼瞼下垂症であることを指摘させて頂きました。

今よりモノが見やすくなりますよ、と説明したところ、

それならば、ということで手術を受けることになりました。

ついでに少しだけタルミを取りましたが、あくまでもついでです。

また術後は自動的に二重瞼になります。

当手術はあくまで機能障害の治療であって、二重瞼になるのは結果に過ぎません。

二重瞼にすることが目的ではないことを強調しておきます。